【続】俺様王子と秘密の時間



ほのかに漂うシトラスの香り。

爽やかで、どこか切ない……。

羽鳥は大切な人だからあたしはあたしなりに応えたかった。



二人が好きだったのかって聞かれたら、あたしはそうだと答える。


“好き”と“特別”……。


似ているようで全く似ていない。



もし羽鳥じゃなかったら特別にはならない。

もし千秋じゃなかったら恋にはならない……。



向き合おうとせずに誤魔化してきた、恋愛初心者だったあたしがやっと見つけたほんとの気持ち。