別に放っておいてもいい。あいつが何をしようと俺には関係ないのだから。 だけどなぜか放っておくことが出来なくて、気付いたら俺は安永の後を追っていたのだった。 安永が向かったのは男子寮だった。 寮祭で人が溢れているから、安永はためらいなく男子寮に入って行く。