俺はモカの肩をぽんと叩いて、モカのポケットからパンフレットを取り出した。 「モカ、俺何か食べたい。 …ああ、これ。女子寮でカフェやってんじゃん。行こうぜ。」 モカが俯いていた顔を上げた。 目をまんまるにさせて、きょとんとしながら俺を見ている。