「で、カイは29」
ちょーっと待ってくださいってぇぇえ!
え? え? 耕太ってあたしと10個も年上ってことだよね?!カイさんに至っては13歳も違うのぉお?!
いやっ、まあっ、確かにっ!現役大学3年にしては落ち着いてるな、とは思ってたけども!!
「無理無理無理無理無理ィィィイイっ!」
「うるせー。黙って最後まで聞けねーのかよ」
そんなさらっと冷たく言い放たないでよっ。
だいたい、こんな爆弾みたいなことを『へぇー、そうだったんだあ』なーんて、大人な対応出来ないって!
はっとして、じっと耕太の顔に穴が開くんじゃないかってほど凝視する。
「大学3年って言ったじゃない」
「それはホント。大学3年って言ったら、お前が勝手に『21歳なんだ』って言ったんだろ」
「………そうだったかもしれないけどっ」
隠す、っていうか黙ってる必要なんてないんじゃないかって思うのは間違い?
カイさんだって訂正しなかったのには、それなりの理由があるってこと………?
一度、耕太の瞳から視線を逸らし、浅く眉間にしわを寄せたあたしは「どうして」と再び視線を戻し、一呼吸置いてから。
「黙ってる必要があったの……?」

