マニア・タイフーン

「ついてくるな」

「イヤよ」

 当然のように後ろをついてくる女性に眉をひそめる。

「……」

 何を言っても無駄なのか? 呆れながら小さなバーに足を踏み入れた。

「!」

 店内を見回すとテーブルに見慣れた人物がいて、近づくと相手の男が軽く手を挙げる。

 それに同じように応えた。

 胸を張って椅子に座っている男の後ろに、仲間らしき男が2人立っている。

「今回の依頼なんだが……。!」

 赤毛の美女が目に入り、男は続きを飲み込む。

「!」

 怪訝な表情を後ろに向けている男に振り返るとマーガレットがそこにいた。