マニア・タイフーン

 マーガレットはにこりと笑い、瞳を曇らせた彼に少し目を吊り上げた。

「言っときますけどね、私はあなただけのために頑張ってるワケじゃないですからね。あなたがあいつの言いなりになったら悲しむ人が増えるから頑張ってるのよ」

 そんな彼女にベリルは小さく笑った。

 そこに包帯が投げられる。

「手当てくらいはさせてやる」

「……」

 ベリルはゆっくり包帯を手にしマーガレットの腕の傷に巻いてやる。

 手当てさせる事で彼の情を強めるつもりだ。