マニア・タイフーン

 そう思うとなんだか悲しくなってきた。

 みんな私とは正面きって会話をしてくれていなかったのかもしれない……記憶にあるのは面倒そうな顔をする傭兵たちの表情。

 適当にあしらわれて、それで満足して他の傭兵へ──

「……」

 でも、彼は違った……ずっと私に真正面から会話してくれていた。

 私はバカだったんだ。

 マーガレットはベリルを見つめて少し切なげに瞳を潤ませた。