マニア・タイフーン

「割引して……」

「考えておく」

 車は再び走り出し、差し込まれたままのベリルの携帯が鳴る。

<ベリル! なんだかヤバい事になってるんだって?>

「うむ」

<傭兵マニアにストーキングされて、さらに狙われてるなんて最悪だな!>

「あんた誰よ!」

<おっと、怒られた。俺はライカ・パーシェルだよ>

「ライカ? ハンターの?」

<さすがマニア。よく知ってるな>

「彼と知り合いなの?」

 問いかけられたベリルは苦笑いを返した。