マニア・タイフーン

<俺たちが取引するような輩じゃないんだよ、こいつは。それがアーヴィングと接触してるってのは見過ごせるもんじゃない>

「じゃあ、これって……」

「おそらく写真を撮られた事に気付いて消しにかかったのだろう」

「じょっ冗談じゃないわ! こんな理不尽な事で殺されてたまるもんですかっ」

 マーガレットは声を張り上げた。

「幸運ではないか」

「え?」

「スクープだろう。希望通り私の戦い方も見られるかもしれん」

 口の端をつり上げて言い放った。

「嫌な人ね! 私の不幸を笑ってるんでしょう!?」

 それには応えずクックッと喉の奥で笑う。