「! やはりそうか。うむ、すまんな」

「何?」

「画像を照合している暇が無いのでね。目の確かな仲間に訊ねた」

 発して再び携帯を操作した。

 ひと段落し喉を潤したあと車を再び走らせる。

「で? 誰なの、その……」

「ニキ・オルソン」

「そう、そのニキって人」

 説明しようとしたとき携帯が震えて携帯を差し込む。

<よう、届いた画像見て驚いたぜ>

 ルカだ。

<お嬢さん、とんでもない事したね>

「どういう意味?」

「ニキ・オルソンは武器商人だ。かなりきな臭いね」と、ベリル。