マニア・タイフーン

「まったく……新人の頃ならいざ知らず。この年で食らうとはな」

 店を出て車に向かいながら発するベリルの後ろをマーガレットは追いかけた。

「私に何の恨みがある」

 普段からほとんど怒らないベリルも少し苛立ち彼女を睨み付ける。

「ね、あなたって本当に死なないの?」

「……」

 無視かこのやろう……いい根性をしてる。

 半ば諦めてオープンカフェのテーブルの椅子に腰掛けた。