リビングに通された。 一体、どれだけの広さ? てか、俺のリビングの何倍有るんだよ。 地デジ対応の薄型テレビも、映画のスクリーン程にデカイ… 「どうぞ…。」 俺の前に出された コーヒーカップも、 イタリア製の、高級な物だ。 「すみません。」 「稟の事でしたわよね? あの子は今……此処にはいませんの。 10日程前から、 病院にいます。」 さっきの明るい笑顔が、みるみる曇っていく。 「あの子……。 乳癌なんです。」 ニュウガン……?