ラスト・メッセージ

タクシーは、ホテルの前で停まった。

運転手にお金を渡して降りた。

お互い無口だった。
何を話しかければいいのか正直なところ迷っていたんだ。

仕事柄、おちゃらけるのもどうかだし、
かと言って、真面目な話しってどうなんだろうな…?

ここまで彼女を連れて来たのは、誰であろう俺なんだ。

なのに、言葉が見つからない…。

稟に対しての罪悪感からくるのだろうか…?

そんな事考えながらフロントでチェックインを済ませ、鍵を受け取り、エレベーターに乗る。