私は教室に入り、机にタオルを敷いて、その上に頭を乗せる。 椅子に座ると同時にチャイムが鳴るのは、もう習慣だ。 「さて102ぺージを開けろ~」 チャイムと同時に入って来た、40代後半のおっさんが、一人で喋っている。 確か一時間目は数学なはずだ。 それでも私は気にしない。 ひたすらタオルと睨めっこをして、次第に来る睡魔に負けていく。 私はそのまま眠りにつこうとするんだ。