わたしの あたまのうえを なにかがとおる。


みあげれば あおいはねをもった

おとこのこ。 

わたしとおなじように しろいすがた。

そしてはだし。

おとこのこは わたしのずじょうを すぎる。

わたしいがいにも ひとがいた。



また わたしは はしりだす。

こんどは おとこのこを おうために。

ぴあのが おとをたてて うるさくひびく。