「それ、本当にお前が知りたいのか?」
「どういう意味…?」
強張ったような強い顔
向けられた目は私を見透かしているように思えた
「俺がどこで何をしてるとか、お前が知りたいのか?」
「それは……」
「俺が気になる?」
「………!」
微妙に笑う陽介くん
馬鹿に…してる…?
「…誰に頼まれたか知らねぇけど、一切教えるつもりはない。邪魔になるだけだ。」
"頼まれた"限定…
じゃあ……
「私が…知りたい」
「は…?」
「陽介くんがどこで何をしてるのか、場所も何もかも知りたい…!」
立ち上がった私は、顔色一つ変えず陽介くんを見つめた
香留のためにも聞かなきゃ
香留のため………
香留の………
「……はっ…馬鹿じゃねぇの。俺を知りたい?お前が?…無理すんなよ。」
「馬鹿じゃないし、無理してない」
「俺のこと嫌いなのは知ってんだよ。そんなに大事か頼んできた奴のこと」
「だから私が…」
「いい加減にしろよ。嘘ついてまで俺に近づくんじゃねぇ」
私……なに必死になってんの?
ただ"開かずの間"の真相を確かめたいだけなのに…
でも陽介くんの言ってることは少なからず当たってる
香留に頼まれて聞いてるだけで、私が聞きたいわけじゃない
陽介くんのことなんて
興味ないもん………
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