花が咲く頃にいた君と

東向日を起こさないように、そのまま部屋を出た。


昨日自分で決めた屋根裏部屋へと戻る。



昨日は制服のまま眠ってしまって、しわくちゃになってしまった。


けどここには、アイロンも替えの制服も無いので、このまま登校するしかない。



鞄の縁に巻き付けた腕時計を見ると、まだ7時半だった。



ため息をつき、鞄から財布を取り出した。。



昨日食べたのは、朝食とチョコレート1つ。


速く何かを摂取せねば、死んでしまう。



多分、この広い家には、むっちゃ広い食堂とかがありそうだけど、場所がわからん。


ならば、学校いくがてら、コンビニに立ち寄った方が早い。



あたしは財布片手に家を出た。



あの頑丈な門も、使用人入り口から抜け出した。



いつもと違う朝、いつもと違う道のり。



やっぱり速く出て、正解だった。


家からじゃ正反対の、この地域の地形をあたしは全く知らない。




だから、道を覚えながら、探検しながら、コンビニを探した。