【先生×生徒シリーズ】壊れるほど抱きしめて―先生の声を聴かせて―




公園に着いたけど、まだ香月の姿はない。


車を公園の脇に止めた。


咲哉に言われたことが頭を過る。



“お前の気持ちを伝えろ”



香月に俺の気持ちを伝えていいのか?


俺は教師だ。


生徒を好きになったらいけない立場の人間。


そんな俺が香月に気持ちを伝えていいのか……。


この気持ちは自分の中に閉まっておこうと考えてた。


もし俺が香月に自分の気持ちを伝えてしまったら……。


今の関係が崩れてしまいそうで怖いからだ。


でも咲哉は“大丈夫”と言った。


咲哉がそう言った意味がわからない。


何が大丈夫なんだ?


香月も俺と同じ気持ちだと言うのか?


あっ………。