【先生×生徒シリーズ】壊れるほど抱きしめて―先生の声を聴かせて―




俺と咲哉は飲みながらいろんな話をした。


咲哉と出会った頃の話から大学時代の話。


今現在のこと。


あと、俺は咲哉にどうしても聞きたいことがあった。


それは……。



「なぁ、咲哉?」


「ん?」


「お前にさぁ……聞きたいことがあるんだけど……」


「聞きたいこと?」


「あぁ」



俺は3杯目に頼んだマティーニを一口飲んだ。