7時55分。 あたしは、本をパタンと 閉じた。 この時間になると、あたしは、本を読むのをやめ、窓の外を見る。 そこには、元気よく登校する生徒たち。 それにまぢっている、あたしの大好きな人。 そして、数分すると、廊下から、足音がする。