「明日は…部活で送れないけど」
「うん。わかってる」
「…じゃ明日な」
「うん。おやすみぃ」




今日もあたしは翔真の背中を見送る。





+゜+゜+゜




1ヵ月後…。



今日は体育祭!!




午前中の競技は終わった。


次は応援合戦。





「王子の出番だねぇ」




咲が肩を突付いてくる。




「…あたしも行かなきゃ」
「見てからでいいじゃん」
「…そうだね!」




あたしはテントの中で翔真の姿を探した。




「いた」
「どこどこ??」
「真ん中の後ろ」
「ホントだぁ」
「…かっこいい//」
「後ろなのに目立ってるじゃん!」
「うん」




周りの女の子は歓声を上げる。