アズマのバイクの後ろは 心地よかった。 緩やかなスピード 春の風が私の頬に 触れる。 「着いたよ、」 ここに来たのは 二度目。 そう、ファイキの 溜まり場に来ている。 私とアズマを見るなり コンクリートに しゃがんでいた面子達は 深々とお辞儀をした。 「ねぇアズマ、アズマって何者?」 隣を歩くアズマの 服の裾を掴みながら聞く アズマはクスっと笑って 「俺はファイキの幹部。ちなみに、総長はジンだよっ」 サラリと言った。