と、同時に体中から、 スポンジを絞ったかのように汗が流れ出してきた。 再び周りをキョロキョロみてみる。 誰もいない。 いつのまにか夕陽は消えて、辺りは薄暗くなっていた。 長い廊下の向こうは真っ暗で何も見えない。 あの向こうに誰かがいるかもしれない…。