力が完全に抜け落ちて、地べたに座り込んでしまう。 凌「おお?大丈夫?」 『や!大丈夫です…ただ力抜けちゃって…』 凌「そお?」 『…いつから?』 凌「何が」 『いつから知ってたんですか』 凌「一番最初、見た時から」 『何で!』 凌「え?女の子を男に間違える訳ないやん」 『……』 そうか。 この人は常識で考えてはいけない人だったんだ。 .