『晴、荷物ありがと』 晴「ええって!部屋まで運ぶ。病人は黙っとき~」 『病人って…』 晴「でも貧血で倒れるとか…翔央ってほんま女の子っぽいよな(笑)」 『…うっさい』 浴室で倒れた私を運んでくれたのは凌さんらしい。 きっと彼には分かってしまっただろう、私がみんなに嘘をついていた事。 目が覚めた時、晴樹と慎さんは居たけど、凌さんは帰ったとの事だった。 怒ったやろな。 …でも、晴樹には知られなかったらしい。 それが私を少しほっとさせた。 .