気まずい雰囲気のまま、マンションに着いた。 凌「晴樹の部屋奥やんな?」 『あ、はい』 凌「…っと」 私はやかんに火をかける。 朝方はやっぱり冷えるな… しばらくしてリビングに戻って来た凌さんは今にも眠りそうな顔をしていた。 『凌さん…お茶でもと思ったんですけど帰ります?』 凌「…いや」 ソファに座り天井を眺めてる。 …お疲れ様。 『…どうぞ。熱いから気をつけて』 凌「ありがとう」 少しの間目を離しているうちに、長い足をはみ出させてソファに横たわっていた。 .