不意に捺生が立ち上がった。 慎「捺生?」 捺「俺は反対」 比「反対…って?」 捺「わざわざ負け戦しに行くようなもんやで」 隼「んなもん、やってみな分からへん」 捺「…じゃあやってみればいい」 そう静かに言い、捺生は扉に歩き出した。 慎「え、捺生…お前どこ行くねん?」 捺「俺は俺のやり方でけじめ付ける。今までありがとう、世話になったな」 比「捺生…」 慎「ちょっ…捺生!」 そして、部屋を去った。 .