昨日の事なんて何もなかったかの様に、店は開いた。 ただ、翔央の姿も、捺生さんの姿も見えなかった。 比「…」 光「…比呂さん?寝不足ですか?」 比「あ?」 光「いや、顔色悪いから…」 比「…お前こそ、目赤いけど」 光「え……」 比「…はぁ。悪い、ちょっと休憩さして」 光「…はい、いってらっしゃい」 …ただ、ところどころに解れが見え、それまでの店とは何かが変わってしまった様な気がした。 .