晴「…んー、急にどうしたんやろ」
さっき来た翔央のメールを読み返す。
翔央らしい、シンプルな文面で、『今日は帰らない』とだけ。
追求したらどうも光輝さんとこに泊まるらしい。
…むぅ、こんなことなら先に帰るんじゃなかったな。
今日に限って凌さんも来ないし。
晴「…寂しい」
一人って嫌いやねん。
凌さんとこ遊び行こうかなー？
晴「あ、メール…比呂さん？」
何やろ…
メールを開こうとすると同時に画面が切り替わり、着信音が部屋に鳴り響いた。
晴「はい、どないしたんですか？」
［…悪いな、そこに翔央おるか？］
晴「いえ、今日は外泊らしいです」
［…どこに？］
晴「光輝さんとこですって。…何かありました？」
［いや、…ありがとう。じゃあ］
晴「あ、……切れた」
何やったんやろ。
…あ、せや、比呂さんからメール届いてたんだった。
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