ふと自分の足元を見ると、床が黒くなっているように見えた。 雅「…?」 はっ、と振り向くと、ドアから点々と黒く足跡が続いて自分の足元へたどり着いた。 雅「何やこれ…」 屈んでその後に触れると、指にベッタリと液体らしきものが付いた。 …鉄、くさい? 雅「…まさか」 思い立って玄関に向かう。 もしかしてこれは、もしかしたら。 雅「…っ」 …最悪、や… 何故気が付かなかったのか。 灯りを点けた玄関は、血の海が広がっていた。 .