由「お前の事情を知ってるのは誰？」
『…慎さんと…凌さんです』
雅「晴樹は無関係なんや」
『あいつは何も知りません』
由「凌…やっぱりな」
雅「次、翔央の番や。何を知りたい？」
『え…っと、由樹さんは、どっちが本当なんですか？』
由「どっち…こっちが素やな。お前らに見せてるのは店仕様やし」
雅「大違いやろ？」
由「章平ウルサい。…何かとあの方が便利やから。心許すやろ、あんなやったら」
『…』
由「幻滅した？」
『…いいえ。まだ分からないけど…男らしい由樹さんも悪くないと思います』
由「…そ」
そっけなく言って横を向く由樹さん。
気に障ったかな…
雅「素直やないなぁ」
由「…お前口縫ってやろうか？」
雅「…遠慮しとくわ」
由「ふんっ。…ほな次、章平」
雅「そやなぁ……何で具合悪くて外なんかに居たん？しかも家反対やろ」
『あ…えっと』
雅「晴樹と喧嘩？…連絡しようとも思てんけど、事情あったらマズいかなって」
『あ…お気遣いありがとうございます…』
雅「いいえ？…それで？」
『…』
別に…もう辞めるし。
言ってしまっていいか…
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