しばらくして、捺生さんが呼んだのか慎さんが来はった。 慎さんも同様の色を隠せてへん。 慎「何で…お前と翔央が一緒に?」 翔央に氷嚢を乗せて部屋を出ると、リビングで二人が座って話をしている声が聞こえてきた。 確かに二人の組み合わせは珍しいけどそんな言い方… 慎「何の、用で?何でアイツは倒れた?」 まるで捺生さんのせいとでも言わんばかりのその言いぐさに少し疑問が浮かぶ。 でも言い返しもせず、捺生さんは口を開いた。 捺「……辞めてくれって、言うたんや」 晴「…………は?」 .