忘れ物はなし!




晴樹は見たい番組予約し忘れたって先に帰った。















『ふぁぁっ』



捺「おい」



『!!』











いつの間にか入り口に立っていた捺生さんに豪快なあくびを見られてもうた…












『…俺、ですか?』



捺「他に誰がおんねや」



『いない…ですね』












私に用事なんて何?



また暴言吐かれる…?












捺「んなビクビクすんな。イライラする」



『す、すみませっ』



捺「お前、慎のマンション住んでるんやって?」



『え?…そうですけど』



捺「俺もや。帰り待っとけ」



『え…』



捺「いいな?」



『は、はいっ…』



捺「入り口に居るわ」



『はい…』























同じマンションに住んでたの?



全然気づかなかった…



っていうか何で帰り誘われたんだろう…っ
















ただならぬ予感を感じて、悪い意味で早まる鼓動を抑える事は出来なかった。








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