「貧血だって。明日も一応大事をとって休みね。」 貧血かよ!! 「いや……出る。明日は出る。」 迷惑を掛けるのは今日1日で十分。 「でも……」 まだ、戸惑っている感じの純君。 「わかった。監督に連絡入れとく。」 そぅ言って純君は寝室を出ていった。 寝室を出ていった?! あ、緋山匡と2人きりになっちゃったじゃん!! どうしてくれるのよ。 「あ、って事で明日も仕事だし帰ったら?」 笑顔で追い払う。