「じゃあ許可降りたって事で!!」


松田さんはそれだけ確認すると笑顔で行ってしまった。


「おい、お前もしかして毎回毎回、仕事の依頼でキスシーンとかベッドシーン許可するのかよ!?」


左右の眉がくっつく程に寄せられている。

「まぁ、そういうシーンがあったらするね」


アタシの仕事は役になりきって視聴者の心を響かせる事だもん。


少しでも現実味を出したい。




「はぁ!?断れよ!!そうやっていろんな男といちゃこきやがってこのあばすれ!!」



……アバズレですって……??



「アンタの方がよっぽどアバズレじゃない!!雌とゆう雌全てを対象にして……この間!!この間もアタシにいきなりキスしてきたじゃない!!あんな感じでいつもしてるんでしょ!!」