「そんなに気を落とすなって」


純君が慰めようとしてくれるのはわかるけど……


でも、


「勉強したのに30点て……」


アタシ何?何のためにあそこまで睡眠時間を削減したわけ?


最悪、全てが無駄に終わった。


「アタシ、卒業出来ないかも」


「大丈夫だって。俺もいんだし、2学期は挽回できるから」


はぁ~、大抵の場合純君て笑顔で殆どの時その笑顔に癒されるのに、今日はすっごいイライラする。


「純君がアタシの代わりにテスト受けらんないかな?」


「無理でしょ、気にしても点数は変わんないよ。そんな事忘れて、今日からのサマーバケーションを楽しもうって!沢山仕事用意したから」