とにかく笑顔で返す。

笑顔で!!


「ゆうきんさぁ、猫、好きだったよね?一匹貰ってってくんねぇかなぁ?」


……え、リアル??リアルに!?


「まじすか!?いいんすか!?」


「ああ。知り合いが沢山産んじまってよお、盛ってんなよな、全く」


タバコに火を点けながら言った。


タバコくわえながらヨガすんなよ。


「発情期ってやつですか!?てかホントにいいんですか!?」

沢山いるうちの一匹がアタシの足に擦りよってくる。



「いいぜYO。猫なら留守にしがちな乙宮家でも飼えるだろうしな」