秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~上





「ごめんね。」


撮影が終わり、どう帰ろうか、考えていたら入り口辺りに突っ立ってた純君に気がついた。


「何が?」


"ごめんね"の一言で許してあげるわけないじゃん。


「嘘つかせて。」


別にそこはいいんだけど、アタシになんか隠してるっぽい所が嫌なんだよね。