此処に居る理由。

放課後の1人の教室の静けさが好きだった。


校庭からサッカー部や野球部の声が遠くに聞こえて、


現実と夢の間にいるみたいだった。



―ガラッ。


教室の扉が開く音がして、

アタシの身体はビクッとなる。