タエさんが部屋を
出て行ってから。

「陰陽師の事いいの?
告白しなくっても。」

「言ったじゃない。

心の中で好きと
囁くだけでいいよ。

陰陽師って私の事
生徒として見ている。

クラス替えも無いし、
3年間担任でいるし、
生徒会でも会える。
それだけでいい。」と
言った。

「分かった。優子が
それでいいのであれば
言わないけど
私は応援する。」

「ありがとう。」

「当たり前。私の大事な
親友だもん。」と
育ちゃんの笑顔で
私は頑張れる気持ちになれた。