王子様とお姫様




「千嘉」



「っ…?」


千嘉は俺の呼び掛けに伏せていた顔をゆっくりと上げた



そして俺はその顔を見た瞬間ぎょっとした



ほっぺが青く腫れてる


殴られた……って

まさかグーで?



「その顔「何でいるの!!!!」


「えっ?何でって……」



「まさか心配して来たわけ?」



「うん…ていうか顔」


ヤバイよ…

早く保健室に行って冷やした方がいい



「愛武には関係ないでしょ!?

ほっといて」