音を奏でて~放課後の音楽室~

「いただきます」


パスタをフォークに巻いて、口に入れる。


「おいしい」


「よかったわ」


思わず出た言葉に、みちる先生は嬉しそうに笑った。


「あっねえ、優音ちゃん」


「はい?」


「今度、もう少し難し曲やってみる?」


「やりたいです!」


楽しい楽しい会話。


「仁も、優音ちゃんならもっと難しい曲出来ると思わない?」


「ああ。あの曲がいい」


なんか、すごく意心地がいい。


お昼に味わった孤独感が、今はしない。


私、今は独りじゃない。