『遊っ!!!! バイク借りる!』 遊のバイクをかっ飛ばしてアネキのバイト先に行くと、 店には鍵が掛かってて入れない。 『アネキ!?!?』 ドアを叩いて名前を叫んでも人がいる気配がない… アネキは植田の家に連れて行かれたんじゃないか、っていうのが頭を過ぎる――― 『クソッ! アネキ…どこなんだよ』 何度電話しても繋がらない携帯を投げつける 「篠山?」 聞き覚えのある声が俺を呼ぶ 顔をあげると…… 植田 秀 が立っていた―――