「姉ちゃん…
何買えばいいの?」

「ん―…そうね…
あ、適当にお菓子を買ってきて♪
あ、ジュースもね!」

「はいはい、りょーかーい…」

「頼んだよ?
琴音の好きなのでいいから!」

私の好きなの………
なら………(笑)

「わかったって(笑)」



それから家から5分程で着くコンビニへ頼まれたものを買い、
家に帰るため歩いている。

すると背の高い人、
綺麗な感じの人とすれ違った。

その瞬間……

………どこか懐かしい感じがした。


そう思いながら眺めていると

その人のケータイがなって出た声は…………聞き覚えのある感じの

どこか安心する声だった。

「……有り得ないよ。」

そう。
彼のわけがない。
彼がここにいるわけがないんだから……。

それにしても……