「じゃあ…これ車の鍵だから
車に乗って待ってて。すぐ行くから。」

そういうと鍵を私の手に渡して、頭を撫でて、フワッと優しい笑顔を向けた。

「わかった!
…うしろ…だよね、私…。」

「助手席座りな。」

「いいの…?
でもバレたりしたら……」

「大丈夫。
着替え、後ろにある。
それに着替えておけ。
なにかあれば
さっきも言っただろうが親戚だとでも言えばいいだろ。

あと今日ご飯のあと話したい事あるんだ。

じゃあ荷物持ってくるな。」

話し……?
なんだろう話って。
だけど…助手席、
すごく嬉しい…///
絶対ダメだと思ってたから。


准兄ちゃんの
さりげない一言が
私の心を掻き乱し、
胸がキュンとする。

どうしよう。
諦めなきゃって頭ではわかっているのに………気持ちは、
諦めたくない………。