しなやかな腕の祈り

「こんな学校、通わせる意味がない!!!今すぐ卒業証書書け!!!」



そう怒鳴りながら叔父さんが校長室で暴れたから。



あたしを奈落の底に突き落とした苛めっ子は、中学校に上がってから全員一人でシメた。

あたしが一番になった。

学年で一番の女不良…そうやって呼ばれるまで時間はかからなかった。

歴代最強の女不良、そうやって呼ばれるまでにも時間はかからなかった。

苛めてきた奴全員を下に置いて、顎で使った。

当然の報いだと笑ってやった。

気にいらなかったら、兎に角ボコボコに殴って、しばらく学校に来れないまでにした。

絶対的な権力を手に入れたんだ。

それでいいと思いながら中学校を卒業して、今日まで生きてきて、この写真を見て浄化されたような気がしている。

あたしにも家族はあったんだ。

理由があって、ただバラバラになってしまっただけ…

でもバラバラになってしまった事で、あたしは人間として最低の事を他人にしてしまっていた。

恨みたくなくても、それだけはお母さんたちを恨んでしまいそうだ。