3年の文化祭の頃私は諦めかけてて近寄らなくなった。

自分から離れていった。

無視してた。

そんな頃友達があの日彼が部活を休んでシャーペン買いに行ってくれたと聞いた。

あんな態度をとったことに後悔した。

そのシャーペンをもらったのは教卓の横の机。

友達と話しているとその友達がふいに私から離れた。

彼はかばんのところにいてチラチラこっちを見ていた。

それに気付いたのだろう。

だんだん近づいてくる。

あっ来た!

「〇〇。これお返し。チョコありがとな!…じゃ!」

うさぎやの袋に包まれたピンク色のMarieちゃんのかわいいシャーペン。

私の友達から私の好きなキャラクターを聞いてもどんなのかわからなかったらしい。

だから私のところに鏡を借りにきたのか。

とてつもなく嬉しかった。

友達がニヤニヤ顔で戻ってくる。

私は嬉しさのあまり

「もらえた!!嬉しい!!やっぱり彼のこと好きじゃぁ!!」

そういいながら振り向いた。

ドキッとした。

まだいた。

バレたかと思った。

多分ばれていたと思う。

そのあと走って階段まで行った。

話していると彼が来た。

目が合った。

はにかんで

「ども。」

「ども。」

お互いこれだけ話して彼は部活に私は図書室にいった。