それでも傍にいたい〜先生と生徒の逢瀬〜

「そうだ。夏休み明けのテストいい点取りなさいよ?」

「え?」

「あの一週間を無駄にしないで。教師が言うの変だけど、満点じゃなくていいから…せめて赤点取らないでよ?」

「んー、やってみる。」

ニコッと坂上くんは笑ってみせる。成長したなあと、私は嬉しくなった。
だって、前まではいつも「無理」だってマイナスなことを口にしていた。

それが前向きな「やってみる」そう変わった。

これはすごい進歩。

「それじゃあ、カフェオレありがと。気をつけて帰ってね。」

「ガキ扱いすんなよ。」

坂上くんは終止笑顔だった。