それでも傍にいたい〜先生と生徒の逢瀬〜

「彼と、彼の家族と一緒にいるとね…心が綺麗になってく感じがするの。自分が本当に汚いのをつくづく思う。凄い人達なのよ、マーレイ一家は。」

「汚い…?先生はいい人だよ、すごく。」

田中さんはそう笑ってくれた。穏やかな瞳で私を見つめて。

「ありがとう。」

でもね、私は汚い人間なの。とても人を教える立場の者だとは思えない程に。

「じゃあ、帰るから。」

いつの間にか私達は下駄箱に着いていて、バイバイと別れた。

彼女達、生徒もまた私を穏やかにしてくれる大切な存在。

「先生は、綺麗だよ。」