それでも傍にいたい〜先生と生徒の逢瀬〜

しばらく歩くと、見慣れたアパート。

「ここだよ、私ん家。」

「ふーん。アパート…。」

「新米教師はマンションに住めるくらいの給料貰えないの。」

「ドンマイ!」

親指を立てて、ウインクする坂上くんが妙に腹立たしいと思うのは、何故でしょう。

鍵をバッグから取り出して、玄関を開ける。
下駄箱の上に置かれた一輪のガーベラを挿した花瓶と写真立て。同窓会のシラフの時に撮った写真。

「…さ、入って。」

「お邪魔しま〜す。」